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5月20・21日(土・日)、静岡県は伊豆町・下田市にて第2回静岡スバル JSUOOC SUP&Paddleboard 選手権大会が開催された。
本大会は、2023 ISA WSUPPCの日本代表選手選考を兼ねており、全国各地から世界の舞台を目指した選手が参加。
初日・20日(土)、Distanceは稲取港から外浦海岸間のワンウェイのコース。2日目・21日(日)は白浜海岸にてTechnical、Sprintが行われた。
Team KOKUAからは島津 成彰(Nariakira Shimazu)、馬場 なつみ(Natsumi Baba)が出場し、KOKUA Generation Nextからは小澤 良奈(Ranai Ozawa)が出場。
初日Distanceは10m/sオーバーの強い北東風がコンスタントに吹き続け、ハードなダウンウィンドコンディションとなった。岸から離れた外洋がレース海面となるため、選手はそれぞれ事前に地形を確認した上で、国内レースでは珍しい、ワンウェイのコースに臨んだ。
2日目は風も落ち着き、穏やかな海面の白浜海岸でTechnical・Sprintが行われた。時折セットが入り、選手のテクニックが試された。
下記、選手レポート
【島津 成彰】(Nariakira Shimazu)
Result:
●Distance:6位
●Technical(Jr.Class):1位
●Sprint:2位
Distance
外洋でのDWレースをFLYPRO21で出場。うねりへの反応が良く、自分のパフォーマンスがついていけなかった。
自分のパフォーマンスが上がれば今の実力以上の物を発揮させてくれるボードであることを実感しました。
Technical
白浜でのサーフレースでした。
波超えも問題なく行うことができ、さらに初速が速いので、波超えした後のスピードが上げやすく、最初からトップを漕ぐことができ、優勝しました。
Sprint
初速の速さと、失速のしにくさを活かしてレースをしました。自分の技術不足のせいで1位は逃しましたが、スプリントでも使えるオールラウンドボードであることを改めて実感できたレースでした。
【馬場 なつみ】(Natsumi Baba)
Result:
●Distance:2位
ダウンウィンドのレースは初めての経験であり、コンディションも正直なところキャパオーバーに感じた。コース取りやうねりへの対応などのテクニック、経験、知識など、自分の実力を痛感したが、普段の練習でも漕ぐ選択をしないコンディションを漕げて良い経験となった。
このダウンウィンドのレースを想定し、FLY PRO 24で調整してきた。うねりのパワーに圧倒され、ボードの性能を活かしきれなかったが、技術を磨いてリベンジしたい。
かなり沖側のコース取りを選択したが、後半、フィニッシュへのアプローチが難しく、もう少し早い段階から岸側に寄せていればよかったと反省。
海面の状況を即座に判断してそこに合わせていくことができるようになりたい。
本大会では、島津 成彰、馬場 なつみ共にISA世界選手権への切符を手に入れた。
昨年度、同大会で島津 成彰はジュニアクラスで準優勝という好成績を収めている。馬場 なつみは世界大会への出場が初めてとなる。
世界の舞台でTeam KOKUAがどう活躍するか、期待したい。