速く漕ぐこと

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速く漕ぐこと。

これはパドルを握ったことがある人なら誰もが思ったことがあることだと思います。僕自身も毎日どうやったらもっと速く漕げるんだろうと考えています。

パドルクリニックの生徒さんや一般の人にもどうやったら速く漕げるかと良く聞かれます。

「速く漕ぐためにはどうすればいいと思いますか?」と聞くと8割の人は「ピッチを上げる」や「板をバウンスさせる」などいろんな意見を持っている方がいます。

ここで理解しなくてはいけないのは「速く漕ぐ」という定義です。
「速く漕ぐ」というのは2種類の速さがあります。①は瞬間的速さ(15秒以下)。②は持続可能な速さ(1分〜)SUPのレースは比較的長い距離がほとんどなのでこの持続可能なスピードが求められます。(スプリントレースなどは別として)

速く漕ぐためにピッチを上げるということは間違っていることを理解することが重要です。

漕ぐときはパドルで水を掴み、その掴んだ水を軸に板を前に進めます。速く漕ぐ為に一番重要なのはこの一漕ぎの質を上げ、一漕ぎで進む距離を長くすることです。

例え:
AさんとBさんが1時間のタイムトライアルをします。

Aさんはピッチを上げて60SPM(一分に漕ぐ回数)で漕ぎます。ただピッチを上げるのに必死で一漕ぎ2メートルしかすすみません。これはピッチを上げることにとらわれ、キャッチ、ストロークなどが雑になって前に進まないからです。Aさんは最初の数分は1分120メートルのペースで漕ぎます。おそらくこのピッチを1時間続けようとすると一漕ぎに進む距離が徐々に減り、一漕ぎに進む距離が1メートルに減り最後の10分は1分に60メートルとバテてしまうでしょう。

逆にBさんは無理してピッチを上げないで、安定した40SPMで漕ぎます。40SPMは比較的ゆっくりで一漕ぎ一漕ぎ板を進めることに集中できるので一漕ぎにつき3メートル進みます。最初はAさんと同じ1分120メートルの進みですが無理がないピッチなのでこれを最後まで持続できます。

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AさんとBさん、ピッチが速いAさんより確実に漕いでいるBさんの方が1時間で1km以上は進むでしょう。

速く進む為に重要なのはピッチを上げることではなく、ワンストロークを確実に漕ぎ、進む距離を増やすことです。

これをする為にはゆっくり漕ぎ、一漕ぎの質を上げることに集中しないといけません。そうすれば一漕ぎに進む距離が5メートル、6メートルと伸び、その同じ漕ぎでピッチを上げることができたら結果速くなれます。

急がば回れですね。

Paddle with Aloha,
Kenny

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